The furthest city light

詩や短歌を書いたり、読んだりする事が好きです。

街は夜になる

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「街は夜になる」 

平野雄一 詩の展示

日時:2020年12月3日(木)~29日(火)

   11時30分~20時(水曜定休)

 ※カフェでの展示になりますので、
  お越しの際はワンオーダーお願いします。

場所:きさら堂
京都市左京区高野玉岡町49グリーン28 1階

期間中、店内にて「街は夜になる」の本をお取り扱い頂いております。


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タイトル

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朝、肌寒くなってきた。
気が付けばもう9月も後半で
これからどんどん
寒くなっていくんだろうな。
今年もきさら堂さんで12月に
詩の展示をさせて頂ける事となった。
それまでに書いている詩を
本にまとめられたらと思っている。
タイトルは先に決めている時もあるけど
今回は後で決めようと思っている。
どういう形になっていくか楽しみだ。


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6月もおわりが近づいている。
日に日に暑くなっていく。

7月に入ると
京都では祇園祭が始まり
鉾が建ち、宵山が近づくと
おそろしいほど混雑するので
その近辺には近づかないようになる。
だが今年は祇園祭も中止となり
7月に入ると聞こえてくる
祭りの音楽も聞こえない。
なんだか変な感じではある。

本棚から吉本ばななさんの
アムリタを出して、読み返している。
この本を買ったのは
僕が大学生の頃で
大学の中にある生協の
本屋さんで平積みされていたのを
買ったのだ。
買った時が夏で
夏にこの物語を読んでいたから
印象として夏とこの物語が
結びついている。

毎年、祇園祭山鉾巡行が終わる頃
京都では梅雨があけて
夏本番といった日差しになる。

今年も暑いんだろうなあ。




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ここの所、雨がよく降る。

今日も朝からしとしとと雨降り。

緊急事態宣言が出て

自粛生活となった時に

家の本棚を整理した。

読み返したい本がたくさん出てきた。

自粛生活の時には

割りと本を読んでいたけど

仕事が徐々に忙しくなる中で

なかなか読みなくなってしまった。

夜、眠る前に読もうとすると

うとうとと寝てしまう。

活字を目で追っていると

少しずつ頭の中がしんとしてきて

その世界に入り込んでいけるような気がする。

生活の中でそういう感覚は

たいせつにしたいなあと思う。

 

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『雨の歌』長田 弘

 

六月

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五月の終わりは雨降り

明日から六月が始まる。

雨粒はダンスを終える

京都にある

小さい部屋さんという雑貨店と

恵文社一条寺店さんという書店で

お取り扱いを頂ける事になった。

どちらも素敵なお店で

そこで手にして頂いて

読んで頂けることがあるかと思うと

とても嬉しい。

「雨粒はダンスを終える」は

六月という詩から始まる。

明日から六月だ。

 

 

 

たいせつ

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4月にコロナウイルスの影響で

緊急事態宣言が出て

仕事も在宅勤務が多くなった。

僕が住む京都では

今日、緊急事態宣言が解除されるようだ。

とはいえ、北海道や関東の方は

継続されるようだし

収束にはまだまだ時間がかかるだろう。

緊急事態宣言が出てから

在宅期間が長くなるが

なるべく規則正しい生活をしよう

と考えていた。

身の回りの整理をしたり

自分にとって何がたいせつかと

考える時間もあった。

おそらくこれから

これまで通りにはいかなくて

厳しい状況が出てくるのだろう。

それでも自分にとって

たいせつだと思うことを

しっかりと抱えて

過ごしていければよいと思う。

 

 

 

雨粒はダンスを終える

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「人知れずダンスを終えた雨粒の

 見る夢がいま、夜に滲んで」

2015年に書いた詩を掲載した本です。

発 行 :2019/12/05

著 者 :平野雄一

デザイン:ヤマモトミノ

ページ :20P

価 格 :500円

部 数 :50部

内 容 :「六月」「月(兎が餅をついている)」

     「商店街の天使」「雨上がり」

     「短歌」「静かな次郎さん」

取 扱 :

小さい部屋(京都)

恵文社一乗寺店(京都)→取扱終了しました。

 

「六月」

そして六月がやってくる

口笛を吹きながら

口笛は雨を誘う

女は窓の外を眺める

ぽつりぽつりと雨が降り出す

雨の中 女は六月を見ている

六月は雨に降られながら歩いていた

窓に雨粒

ありふれた六月の雨

ありふれた傘をさす

ありふれない雨粒のリズム

雨に歌えば

踊りだすのは雨粒

歩くのは六月

ダンスが溢れて 溢れて

六月は口笛を吹く

部屋の中で女は

六月のカレンダーをめくる

雨音は遠のいて

雨粒はダンスを終える